2/11-14まで渋谷サンスイで行われていた2021年シマノ新製品の展示会。
今年はコロナの影響で釣りフェスティバルもオンラインだったので、実際に手に取って触れる機会がありませんでした。
発売前に触れられる貴重な機会だと思ったので足を運んできました。
ここでは21スコーピオンDCについて書いていきたいと思います。
本当はすべてのリールをひとつの記事でまとめてやろうと思っていたんですけど、細かく分かれていたほうが見やすいと思ったので急遽そうしました。
今日が最後になりますので、どうぞお付き合いくださいm(_ _)m
21スコーピオンDCのインプレ
19スコーピオンMGLにDCブレーキを搭載したモデルが21スコーピオンDCです。
2019年にスコーピオンMGLが登場した際に、宣材写真の赤がけっこうキツくて……フィッシングショーで実物を見たら思ったよりもそんなことはなかったという経験があります。
ほかにもそういったケースのリールが過去にあったので(逆もしかり)、公式サイトの画像は本当にアテにならないなぁと思います。
そんなところで21スコーピオンDCの話です。
見た目の話からするとパッと見はかっこいいんですけど、よくよく見ると気になるところがいくつか……。
レベルワインダーのシルバーから黒に切り替わってる部分のパーツ。
ここのマットブラックの質感がせっかくのシルバーの高級感をチープにしている印象です。

たぶんスコMGLと同じものを使っていると思いますが、今回はシルバーがメインなのでスコMGLのときより目立つように感じます。
そして、クラッチの両サイドにある装飾の赤色部分……

チープですねーw
さきほどのパーツと同じなんですけど、質感による発色の悪さが原因のように思います。
それよりもどうしてこんな装飾を入れたのか不思議です。
スコーピオンらしさである“レッド”が足りなかったのかもしれません(汗)。
なんだかんだ言いましたけど、総じてかっこよくまとまっているように思います。
発売前だから神経質に気になっているだけのような気もします。
スコーピオンだけの巻き心地
スコーピオンってじつは個性的な役割があるんじゃないかと思っています。
それをいまから紹介していきます。
19スコーピオンMGLのときもそうだったんですけど、スコDCも巻き心地が抜群にいいです。
19アンタレスのようなしっとりとしたシルキーな巻き感に仕上げられています。
同じ価格帯で同じスペックのバンタムMGLと比べても、すこし上のレベルのように感じられます。
新製品である21アンタレスDCにも引けを取らないレベルです。
明らかにスコーピオンだけは優遇されているようなフィーリングです。
同じマイクロモジュールギアといえども、バンタムMGLや20メタニウムとは明らかに違いを感じます。
唯一無二のワイドスプール
一見、よくある34mm径スプールの16lb100mというラインキャパシティですが、スプール幅は25mmと、シマノ唯一のワイドスプールになります。
これは個性であり、スコーピオンDCの強みです。
利点としては遠くにキャストした際に目減りがしづらい分、離れた場所でも安定したリーリングが行えます。
ということは・・・
2つのポイントを組み合わせると、
スコーピオンこそ巻き物用リールにもってこいってことなんです!
あとはDCブレーキのスコーピオンDCにするか、遠心ブレーキのスコーピオンMGLにするか、お財布と相談して決めればいいと思います。
ちなみに2020年にエクスセンスDCSSというシーバス用のベイトリールが発売されました。
スコーピオンMGLのボディを使ったDCブレーキ搭載のシーバス向けリールです。
ラインキャパは違えど、実質スコーピオンDCみたいなものです。
しかし、こっちの巻き心地はぜんぜんよくなかったので、間違っても候補にしないようにしてくださいねw
最後に
これだけ推しておいてなんですが、あまり人気は出なさそうですよねw
スコーピオンMGLですらほかの釣り人が釣り場で使っているのを見たことがない(汗)。
「昔のスコーピオンはよかった……」なんて言う懐古厨になってしまいそうです。
僕自体は目減りを気にするような釣りはしていませんので、もちろん購入は見送りです。
それじゃあまた明日。